長野 風花　MY LIFE , MY GOAL.
ー人生の目的が、私を強くしたー

日本、韓国、アメリカでキャリアを積み、2023年からリバプールで活躍する長野風花選手。10代の頃から育成年代の代表として期待を集め、現在は日本代表の10番を背負う。そんな彼女が「海外で活躍する」という小さい頃からの人生の目的を実現できた理由とは？
またアスリートとしてだけでなく、ひとりの人として。人生の選択において大切にしていることや、これからの人生の目的についてもうかがいました。

長野 風花選手インタビュー

「海外で活躍する」子どもの頃に描いた、人生の目的。

とにかくサッカーが好きで、サッカーを始めた頃からなでしこジャパンが海外で結果を残すのを観てきました。小さい頃にそういう映像を観ていたことがきっかけで、「私も海外に出て、先輩方のように活躍したい」と思いました。海外で活躍する日本人の女性選手は今より少なかったですが、「世界で活躍する選手になる」という強い目標があったので、不安は一切ありませんでした。

どんな選択も、自分の心に従って。その背中を押してくれる、母の言葉。

一方で、家族と離れて暮らすのはすごくさみしい気持ちがありました。でも、自分の目標を強く持っているし、家族もサポートしてくれるのでがんばれていると思います。私の母はいつも私の選択を尊重してくれて、「自分が後悔しないように」ということを言い続けてくれました。今まで出会ったいろんな指導者の方もそうですが、後悔のないようにと背中を押してくれたので、私はどんな時も自分の心に従って選択をして来れたと思います。

確実に成長できる環境を、自分で選ぶ。

人生の選択においては、「その環境で、自分がいかに成長できるか」ということをいつも考えています。これまでどの移籍も悩んだりしましたが、自分がいちばん成長できる環境を自分で選択し、いろんな方に助けていただきながら、自分の直感も信じて人生で良い選択ができているのかなと思います。

「たくさんの出会いと支えを、これからの女の子たちへ」 
未来のステージへの想い。

今までサッカーしかして来なかったこともあり、サッカーを辞めた後のことはまだ想像できません。でも私自身、サッカー人生を通してたくさんの人に出会い、たくさんの人の支えがあって、今こうしてプレーができているので、「私も必ず誰かの役に立ちたい」と思っています。サッカーをしたい女の子が日本にもたくさんいるので、そういう小さい子たちのための環境づくりはやっていきたいですね。

アスリートとして、ひとりの人として。 
これからの人生の目的。

人生は一度きりなので、とにかく1日1日を大切にして、「心から楽しむ」ということを自分で意識しています。どんなときも笑顔で明るく、ポジティブなエネルギーを周りに発せられるような女性でありたいし、やっぱり人の役に立ちたいという思いはすごく強くあります。

長野風花、25歳。サッカー選手として、ひとりの女性として。
自分の心に従って、ポジティブに。人生の目的を強く追い続ける。

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