櫻井 心那　MY LIFE , MY GOAL.
ー人生の目的が、私を強くしたー

10代で年間4勝を果たし、史上3人目の快挙を達成した櫻井心那選手。それだけではない。メルセデスランク5位、獲得賞金1億円超えと2023年の劇的な飛躍は記憶に新しい。そんな彼女が、若くして人生の目的のひとつを実現できた理由とは？
憧れの選手との出会いや、不安やプレッシャーに打ち勝てる理由などについてインタビュー。アスリートとしてだけでなく、ひとりの人として。自分らしく人生の目的を追い続けることの大切さをうかがいました。

櫻井 心那選手インタビュー

「憧れ」が「人生の目的」に変わるとき。

5歳のとき、ゴルフをしていた父に連れられてダンロップフェニックストーナメントに行きました。そこで見た石川遼選手に憧れて、6歳でゴルフを始めました。九州小学校ゴルフ大会で優勝した小学6年生の頃には、ゴルフに夢中になっている自分がいました。ちょうどその頃、地元・長崎のクラブでトーナメントがあり、出場していたイ・ボミさんが、キラキラしていて可愛くて。しかもゴルフが本当に上手い。その姿を見て「自分もこうなりたい！」と本格的にプロを目指すようになりました。

史上2人目となる10代での年間4勝。 
応援が、人生の目的の実現につながった。

これまで、周りからの期待をプレッシャーに感じることはありました。それでも、良い結果を残せるとみなさん自分のことのように喜んでくださるので、いつも応援が心強いなと思っています。これからまだまだ苦労や葛藤があると思いますが、感謝の気持ちを大切にがんばっていきたいです。

プロゴルファーとして生きるということ。

どうしても安定しない職業ではあるので、その面では少し不安はありました。でも、小さな頃からの夢だったプロゴルファーですし、自分の好きなことを仕事にできていることは、とても幸せだと感じています。

海外でも愛される、プロゴルファーへ。

2022年にインドネシアで開催されたシモーネ・アジアパシフィックカップに出場したときに、世界レベルの選手たちの技術はもちろん、人柄やファンサービスまでもが輝いて見えたんです。そのときに「海外にもたくさんのファンがいることって素敵だな」と感じ、アメリカツアーに心惹かれるようになりました。今は海外メジャーで勝つことが目標です。

アスリートとして、ひとりの人として。
これからの人生の目的。

生涯を通じて最前線でプレーできる職業ではないと思いますが、ひとりのプロゴルファーとして、少しでも長く続けられるように体に気をつけたいと思うことはあります。一方で、アスリートとしての今の自分は、目の前の試合で結果を残すことに全力を注ぐ毎日です。これからも、私らしく平常心でいることを心がけてプレーし続けます。

櫻井心那、20歳。プロゴルファーとして、ひとりの女性として。 
応援を力に変え、これからも人生の目的を追い続ける。 

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すべての人の人生の目的を応援します。

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櫻井心那選手プロフィール 

長身を生かしたドライバーショットで、2021年に「九州女子ジュニアゴルフ選手権」、「九州女子選手権」の2冠と「全国高等学校ゴルフ選手権」を制覇。同年のJLPGAプロテストに一発合格を果たす。ルーキーイヤーの2022年には、JLPGAステップ・アップ・ツアー「日台交流うどん県レディース」、「ECCレディスゴルフトーナメント」、「山陽新聞レディースカップ」、「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」「かねひで美やらびオープン」で優勝し、ステップ・アップ・ツアー史上初となる5勝を挙げて、ステップ・アップ・ツアーの賞金女王に輝き、翌年のJLPGAツアー前半シード権を獲得する。 主戦場をJLPGAツアーに移した2023年は「資生堂レディスオープン」でツアー初優勝を果たすと勢いそのまま「楽天スーパーレディース」、「ゴルフ５レディスプロゴルフトーナメント」、「富士通レディース」でも優勝し、宮里藍、畑岡奈紗に続くJLPGAツアー史上3人目となる10代での4勝の偉業を成し遂げる。20歳となって迎える2024年は海外ツアーを見据え、更なる進化を目指す。

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