アクサ流「お金の教養」
”お金にまつわる落とし穴”を回避するために身に付けたい金融リテラシー
Vol.3 トラブルに見舞われないために
”お金にまつわる落とし穴”を回避するために身に付けたい金融リテラシー
Vol.3 トラブルに見舞われないために
人生が100年にもなるという超長寿社会が現実のものになろうとしている日本。近頃、老後に必要な生活資金などを「公的年金などの社会保障制度を頼るだけでなく、自分自身が努力して準備する必要がありそうだ」といった話がよく聞かれるようになりました。これに伴い、投資信託や債券などを用いた資産形成に関心を寄せるひとも増えてきているようです。
一方で、多くのひとが、老後を含めた人生に必要なお金の準備・管理をどのようにやっていけばいいのか分からない、と不安を感じているとの話も聞かれます。
こうした課題を解決するために役立つのが「金融リテラシー」です。
お金に関する知識を身に付け、これをどう活用するかのセンスを磨き、判断力を養っていくこと、とも言い換えられるでしょう。具体的にどのように知識を得ていけばいいのか?その方法を考える3回シリーズの最終回をお送りします。
支払いに関する法的な救済措置は大きく3つ
第1回・第2回では日常的に活用できる金融リテラシーについて考 えてきましたが、今回はよりシリアスな場面に直面した時に役立つ金融リテラシーについてお伝えしたいと思います。
代表的な例として紹介したいのが、キャッチセールスや架空請求、デート商法などへの対処法です。これに対抗する最も有名な制度と言えば、「クーリングオフ制度」。一定期間内であれば、所定の書面に必要事項を記入して郵送すれば解約でき、その書面はwebサイト等でも公開されています。
ただし、一定期間を超えると使えない制度でもあるので注意が必要です。特に、継続的に受けるサービス(エステ、エクササイズ、英会話など)については、途中解約が可能かどうか、契約時にチェックすることが思わぬトラブルの回避策になり得ます。
このほか、もし払えないほどの負債を抱えたら「債務整理」を行なったり、最終手段として「自己破産」という選択肢を検討したり、という救済措置もあります。
可能な限りこうした措置を検討する場面は避けたいものですが、どうしても頼らざるを得ない状況に追い込まれたら、弁護士などの専門家に相談することはもちろんですが、「こうしたセーフティネットが選べるんだ」ということを思い出せるようにしておきましょう。
金融リテラシーを身に付けることも幸せな人生の支えになる


前出の長澤康夫(アクサ生命 第一FA統括部・統括部長 高校などに出向いてお金に関する知識を伝える講座を実施)は、高校生を対象とした金融知識を伝える講座の冒頭で、毎回「健康な身体と健全な心、そして、ほどほどのお金がバランスよく整っていると充実した人生が送れるのだと思います。特に、お金に関しては、ほどほど、という考え方が大事です」と話します。
これには、社会に出て、これまで手にしたことがないほど大きな金額を手にすることになる未来の担い手に対して、自分の人生に合っていてそれが人生の糧になるような“正しいお金の使い方”ができるひとになりますように、との想いも込められています。
人生において、お金との付き合いを止めることはできないもの。それならば、金融リテラシーを身に付け、お金を自分にとって幸せな生活を支えるものとして活用していきたいですね。
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