​ライフマネジメント®コンサルティング体験者の声 ​将来を見据えてのコンサルティング

ぼんやりとした夢から汲み取った、人生の目的。

――最初にFAに相談しようと思ったのはなぜでしょうか？

橋間寿人さん（以下、寿人さん）：結婚して3年が経ち、子供も3歳になった頃、マンション購入の話が僕たち夫婦の間で急に盛り上がって。ただ、購入を検討するにあたり、本当に自分の収入で払っていけるのかという不安がありました。家のことだけでなく、子供の教育費のことも含めて相談できるということで、マンション事業者の方にご紹介いただいたのがFAの吉田さんです。

橋間春恵さん（以下、春恵さん）：今から約10年前で子供もまだ小さくて、将来への不安があるばかりで具体的なライフプランはありませんでした。吉田さんはお話上手で、話しの流れのなかで、私たちが今度どうしたいかをうまく引き出してくれました。

吉田：はじめておふたりにお会いしたときのことは今もよく覚えています。その印象は、今も変わりません。明るく元気な春恵さんと寡黙で職人気質な寿人さん。寿人さんは言葉数は少ないんですが、その1つ1つに重みがあります。その言葉の中から、「ふたりでお店を持ちたい」という叶えたい夢も出てきました。

春恵さん：夫が洋食の料理人で私もパティシエなので、独立するならふたりでお店を出す方が出店費用も1回で済みますし、近道なのかなと考えていました。とはいえ、私たちにとってはぼんやりとした夢だったんですが、吉田さんと話したことでクリアになりました。

ライフマネジメント®︎を経て、モヤモヤとした不安が晴れた。

――どのようなライフプランをご提案したのでしょうか。

吉田：どうすればお店を持つという夢を叶えられるかを考えました。独立してもお子さんの教育費が払えるのか、マンションは購入して大丈夫なのか、さらにローンを払い終えてからの老後のお金はどうなるのか。そうした不安が解消できるライフプランでないと、マンションも購入できないですし、独立もできません。

​春恵さん：何度かお会いして、ライフプランを立てる頃には、吉田さんの保険に入ろうと夫とも話していたんです。でも、吉田さんがなかなか入れさせてくれなくて（笑）。「もっとお金や将来のことについて知ってからでないといけません」って、会うたびに勉強会を開いてくれました。それまで保険って、なんとなく勧められて入る感じだったので、ちょっと驚きでした。

寿人さん：でも、とても勉強になりました。教育費のことも全然知りませんでしたが、公立、私立ではこれぐらいと、大学生になるまでの費用をかなり細かく教えてくれました。独立についても、税金や保険のことなど、自分でお店を持ち経営するとはどういうことか、吉田さんに相談したことで初めて具体的に見えてきました。不安や心配事など、いろんなもやもやが晴れるような感じです。

吉田：当時の収入と独立後の収入のイメージを伺いながら、独立されても収入は上がっていくだろうと感じていました。というのも具体的なお話を聞かせていただいたことで、おふたりの将来像が見えたんです。ずっと雇われて働くのではなく、職人気質な寿人さんとそれをサポートする春恵さん、そんなおふたりなら人生の目的も実現していけるだろうと思いました。

​ライフプランを形にして、それぞれ独立。今は良きライバル。

――現在、おふたりはそれぞれにお店を持たれていますね。

春恵さん：コロナ禍が転機でお店を開くことになりました。出産を機に社員ではなくて、パートでお菓子づくりやカフェで働いていました。コロナ禍にはクッキー缶を作っていて、お取り寄せが世間的にもブームでSNSのフォロワーも増えていました。子どもも大きくなっていたこともあり、「今なら行ける」と思い、気になっていた物件がテナント募集中だったこともありすぐに契約したんです。

2020年に「LE PONT」というお店をオープンしました。発送がメインのお菓子のお店で、店舗の半分が工房で半分がお店です。お店の営業は月に２、３回ですが、家の近所で自分のペースで働けるお店を持てたのはうれしいですね。

​――今日、お伺いしている寿人さんのお店はいつオープンしたのでしょうか。

寿人さん：2024年6月です。フレンチやイタリアン、鉄板焼のお店で働いてきた経験を活かして、炉釜で焼くステーキとワインを楽しんでいただけるお店にしました。店名の「KALM」には、「静かな」とか「落ち着いた」という意味があるのですが、実は妻のお父さんに命名してもらったんですよ。

春恵さん：夫が自分で考えてもしっくりこないからと、そういうことを考えるのが好きな私の父に話したところ、「これがいいんじゃないか」と。そしたら夫も即決で、「それがいい」と決まりました。

寿人さん：店のイメージにも合うし、一番しっくりきたんですよね。レストランって、もともとハレの日の商売です。お客様には誕生日や記念日など、人生の門出といったら大袈裟ですが、節目に使っていただけるような店にしたいと思っています。お客様にリラックスしてもらえるように、あまりお店らしくない、家に居てくつろげるような内装にしました。

​――独立される決断をされたのは、何がきっかけなのでしょうか。

寿人さん：料理だけでなく店長や経営についてもひと通り勉強して、ワインもソムリエの資格を取りました。そうなると会社に所属していても、「自分ならこうしたい」という思いも出てきます。ならば本格的にお店を探そうと思いました。ただ、コロナ禍になり、今ではないと思ううちに時間が経ち、ようやく2024年に始められました。

​――おふたりのお店をご覧になって、どのようなお気持ちですか。

吉田：春恵さんのお店には、連絡なしにサプライズで伺いました。とても可愛らしいお店なんですよ。その後、寿人さんもお店をオープンされたとご報告いただいたときには、すごくうれしいなと思いました。10年前にお話ししてくださった通りにライフプランを進めて、人生の目的を叶えられたということが何よりうれしいです。

春恵さん：以前、考えていたようなふたりの店ではなく、それぞれにお店を持つことになりましたが、それでよかったと思っています。夫婦一緒でお店が立ち行かなくなったら、共倒れになってしまいます。それぞれに収入がある方が結果的にはいいですよね。

寿人さん：干渉せずにお互いに応援しながら、ふたりがそれぞれに好きなことをできるのがいいなと思います。

春恵さん：実は以前、夫が「どうして奥さんと一緒にお店やらないんですか？」って質問されているところにたまたま遭遇したんです。なんて答えるのか聞いていたら、「あの人は僕のライバルなんです」って。私もその通り！と思いました（笑）。

​「この人に相談してよかった」と今も思える信頼感

――おふたりにとって、吉田FAはどのような存在ですか？

春恵さん：いつでも気軽に相談できる方です。お金や保険のことだけでなく、気になること、知りたいことがあると「まずは吉田さん！」ってLINEやメールをよくします。

寿人さん：私にとっては、困ったときに助けてくれる人という印象が強いです。豊富な知識とたくさんの人とのつながりを持っている方なので、ことあるごとに困ったことを相談しています。それと、いまだに吉田さんと最初にお話ししたときの思いが強く残っているんです。万が一、自分に何かあったとしても、その時には「この人に相談してよかったな」と思えるんだろうなって、ふっと思いました。この人は信頼できる人だと思えたんです。

吉田：私も覚えています。「このライフプランであれば、自分に何があっても家族が路頭に迷わなくなるんですよね」と言われました。私も「これで大丈夫です」とお答えしました。もちろんそれで終わりではなく、春恵さんが独立されたときもそうでしたが、今も生活が変わるたび、想いやビジョンが変わるたびに、その都度ライフプランを作り直しています。

――FAの役割とは、どのようなものでしょうか。

吉田：主役であるおふたりにスポットライトが当たり、輝けるようにサポートすることが僕らの仕事です。僕らは脇役です。自分の価値観は一旦ゼロにして、お客様のお話に耳を傾け、それを叶えるためにどうしたらいいかを考えます。ライフマネジメント®︎は、誰かに言われたことをやるのではなく、お客様ご自身が自分らしい選択を積み重ねていくことです。

これからも橋間さんご夫婦が、それぞれに“らしさ”を積み重ねていけることを一番大切にしたいと思っています。寿人さんもお店を持たれましたし、娘さんも中学生になりましたので、また新たなライフプランを一緒に作りましょう。

ご夫婦：こちらこそ、よろしくお願いします。